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「これからもずっと、あなたの道と私の道が離れ続けるのか、それともずっと先で、またどこか別の同じ世界でぶつかるのかはわからない。それは自然の流れとしか言いようがないもの。だけど、今は別々の世界にある。私たちは、おそらく連絡をとりあって、むりやり相手の道を把握しておこうとしているだけなのね。そして、それは決して自然なことではないという気がするの」 「僕も、そのとおりだと思うよ」 「だから、私たち、もう連絡を取り合うのをやめましょう。もし、運命がそのようになっているのなら、いつかあなたと私はまた出会うことになるでしょう。それまでは、さよならしましょう」 「そうだね。おそらくそれが、僕と君にとっての正しいあり方だろうからね」 「またいつか会えるといいわね」 「そうだね」 僕は答えた。
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