女「用件を聞こうか」

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■8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/08/07(木) 22:46:49.93 ID:/N9jFzX/0 女「・・・なんで生きてるんだ?」 男「さぁ、何ででしょうね?」 女「どういうことだ?どんな仕掛けで・・・」 男「残念ながら種も仕掛けも無いんですよ」 女「そんな馬鹿な話が・・・」 男「さて、一段楽したところで用件を伝えましょう」 女「・・・・・・」 男「ああ、三回目にしてやっと言える。次回に持ち越しにならなくて本当に良かったですよ」 女「とっとと言え」 男「ああ、これは失礼。まぁ簡単といえば簡単なことです」 女「・・・・・・・」 男「僕のこと・・・を殺していただきたい」 ■10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/08/07(木) 22:51:54.50 ID:/N9jFzX/0 バタン 男「女さん、来ましたよ~!そろそろ殺してくれる気になりましたか~?」 女「・・・・・・」 男「もしもし、女さん?聞こえていますか?」 女「・・・・・・」 男「無視はいけないと思いますよ?そういうのがイジメの増長につながるってこの前見たテレビという・・・」 女「・・・黙れ」 男「えっ?」 女「何度来たって同じだ・・・私はお前のことを殺さない」 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/08/07(木) 22:53:13.82 ID:fEJ07d+z0 これは良スレの予感 ■12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/08/07(木) 23:00:07.73 ID:/N9jFzX/0 男「それはどうしてですか?」 女「簡単な話だ、金にならない殺しはしない。」 男「・・・この前は僕のことを殺そうとしてくれたじゃないですか?」 女「あれは不可抗力だ、私は屁理屈がこの世の嫌いなもの上位に食い込むくらい嫌いなんだ」 男「あっ、じゃあ分かったお金ですね。お金があれば・・・」 女「あってもダメだ」 男「えっ、何でですか?」 女「見たところお前は金を持ってそうな風貌ではない。 とすると犯罪に手を染めてでも金を調達するつもりだろう」 男「・・・・・・」 女「自分が死ぬために誰かを傷つけるなんてクソ野郎なんて殺す価値も無い」 男「・・・・・・」 女「それにだ、私は自殺するような心の弱い人間が・・・・」 男「・・・・・・」 女「屁理屈以上に嫌いだ」 男「・・・・・・女さんって」 女「?」 男「意外とまじめなんですね」 女「出てけっ!!」
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