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彼女の意外な一言に、茉咲が顔を伏せてしまう。3人が「?」という顔で、茉咲の顔を覗き込んだ。
「無理よ」
顔を上げて言い放った。
「えぇー」と、まるで本当に残念そうな声が聞こえた。もちろん、結佳は本気で言ったのだろうが、桃菜と美羽の2人は冗談だと思っていた。
「いい? 結佳」
茉咲が結佳の手を握り返す。
「男ってのは、寝てみないとわからないものなの」
3人は茉咲の言葉に、固唾を飲み込む。
「紹介しても、結佳に合う男とは限らないよ」
「そっか」
結佳の答えに安心した茉咲は、ほっと胸を撫で下ろした。
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