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海と空と見知らぬ地方
―オブリビア地方ドロップ島 上空
いつもはムクホークやムックル、ポッポ達が優雅に飛んでいる空は妙に静かだった。
ふと、南の方から物凄い速度で飛んで来るポケモンがいた。名前はラティオス。
青と白のコントラストが綺麗なそのラティオスは、何かから逃げるように飛んでいた。
その後ろから少し遅れてまた何かがやってきたが、今度はポケモンではない。
よく分からない機械に乗った人間が二人。緑のお揃いの服を着ている。だからと言ってペアルックだとかそういうものではなさそうだ。
？「ヒャッハァー！」
？「おらおら止まりやがれ！」
一人どうしてもツッコミたい奴がいたがさておき。
二人はラティオスを追い掛けてここまで来たらしい。
？「ちっきしょう…こっちもスピード出してんのに…。」
？「こうなったら…行けっ！ポッp…ダメだ、こいつら俺らより遅い…。」
何処からか出したポッポは、即座に機械にも追い抜かれた。
？「やっぱこっちだろ！エネルギー砲、発射ぁ！」
機械から発射された高エネルギー体がラティオスを襲った！
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