プロローグ

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「たかが実験サンプルのくせに手間をかけさせるんじゃねぇ!」 (…たかが、実験サンプル……) 男は何度も少年に蹴りを入れる。 やがて少年を蹴り飛ばそうとした時、男は瞬時に火に包まれた。 「ぐわっ! 熱い!? まさか…聖霊…か? また…逃げ出したの…か…ぐわぁぁぁ!」 男は炎に包まれ、叫びと同時に灰になった。 「……ゲホッ…聖霊? …また?」 少年が咳き込みながらそう言うと、目の前に炎が燃える音と共に聖霊が現れる。
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