第一章・一節 イレイザーズ

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… …スライの家 … 「よし、これで大丈夫だ」 スライは彼女の透き通った足に優しく包帯を巻いて言う。 「ありがとう」 「俺は治したわけじゃないから無理はするなよ。 そういやまだ名前も聞いてなかったな」 「私はアルーラ、近くのギルドで働いてるの」 「俺はスライ、イレイザーズだ。 バルロと一緒に働いてる」 「スライとバルロって…イレイザーズランク上位にいるあのスライとバルロ!?」 「…他に誰がいるんだよ……」 ちょっと呆れ顔のバルロ。 「どうして俺達の名を?」
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