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「…もう誰かを危険な目に遭わせたくないんだ……」
スライは小さくなってゆく嶐羅を見つめながら答えた。
「…まぁ、お前がそう言うなら別にいいけどよ」
「…」
…
…深夜1時
…
「…」
スライは屋根の上から海を眺め、思いふけていた。
「どうしたんだ?
お前らしくねぇな」
バルロが酒を持って近付く。
「…ちょっとな」
「また痛むのか?」
「ああ」
「まぁ、これでも飲め」
「ワリィな」
スライはバルロから酒を受け取ると自分の心の内を話した。
「…なぁバルロ」
「ん?」
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