第一章・一節 イレイザーズ

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「そうだ…お前も知っている通り…… …暗黒龍…ヘルドラゴンの鱗さ」 … 暗黒龍…ヘルドラゴン 龍族の中でも凶悪な存在であり、その咆哮を聞いた者は魂を奪われるという。 「もし……」 バルロは酒に少し口付けてこう言った。 「もしお前がそういうことになったら全力で止めてやるよ」 「……ありがとよ、相棒」 … …スライの家 … 辺りは暗闇から明るさを取り戻し、やがて灼熱の太陽が顔を出す。 「ふわ~あ、良く寝た。 さて…行くか」 「こんな朝っぱらから何処に行くんだ?」
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