第一章・一節 イレイザーズ

10/16
398人が本棚に入れています
本棚に追加
/500ページ
… …それから30分後 … 「確かここら辺に… お、あったあった」 スライは木に囲まれたトリース草の束を見つけると懐にしまう。 「よし、これでいいな。 …少し休むとするか」 スライは一息つくため、適当な木に腰を掛ける。 「…ふぅ…」 スライが休んでいると奥の茂みの方から音が響く。 「…なんだ…あの音は? もしかして…天狗か!?」 スライは急ぎながらも静かに音のする方へ向かう。 音の聞こえた方では、一人の男が何かをしている。 なんとも不思議な風景だ。
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!