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「ここは社さんの縄張りだ。
よそ者はただじゃ通せねぇ」
スライはちょっと溜め息をつく。
「争い事はしたくないんだけと聞いてくれそうもねぇな」
スライは拳に火を纏わせ、素早く二人の腹部を殴った。
「…っぐ…早…っ……」
鈍い音が聞こえ、二人は倒れる。
「ちっ、遅くなっちまった。
天狗を見るのは今度にしよう」
スライは二人を近くの木の下に運ぶと、嶐羅を呼んだ。
「嶐羅、物は採った。
ギルドに向かうぞ」
スライはパルクオラ山を後にし、ギルドへと向かった。
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