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「だが社…加減って門がお前にゃあないのか? ん?」
社はふてくされたように口を開かない。
「まあよい…さて昨日教えた流月(りゅうづき)の型は覚えたか?」
それを聞くと社はパッと顔色を変える。
「ああ、オッサンのおかげで完璧に覚えたよ、それでアイツらのめしたんだよ」
社は得意気になって言う。
「当たり前だ!この流が教える技に負けはあるまい!」
流はさらに得意気になる。
「でも今更ながらありがとよ…
俺をここまで育ててくれたうえに技まで教えてくれて」
社は少しうつむいて言う。
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