第一章・二節 鬼の化身

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流は頭を掻きながら小屋に戻る、社もそれに続き小屋にはいって行った。 … …小屋の中には広い道場が広がっている。 社はここで流から技を習っていた。 二人は膝をついて向き合う。 「さて、この流もそろそろお前に究極奥義を教えにゃいけないな」 「究極…奥義…?」 社はジッと流を見ている。 「しかし究極奥義なだけに簡単にゃあできん」 「長い年月が必要なのか?」 「ああ…さてその前に……」 「いつもの課題修行だろ」 社はスッと立ち上がる。 「今日は山奥にあるサクという花を取ってこい」
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