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流は頭を掻きながら小屋に戻る、社もそれに続き小屋にはいって行った。
…
…小屋の中には広い道場が広がっている。
社はここで流から技を習っていた。
二人は膝をついて向き合う。
「さて、この流もそろそろお前に究極奥義を教えにゃいけないな」
「究極…奥義…?」
社はジッと流を見ている。
「しかし究極奥義なだけに簡単にゃあできん」
「長い年月が必要なのか?」
「ああ…さてその前に……」
「いつもの課題修行だろ」
社はスッと立ち上がる。
「今日は山奥にあるサクという花を取ってこい」
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