藻吉の大冒険

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藻足第一高校 全国トップクラスの進学率を誇るとある町外れの学校に 藻吉(高校2年)はいた。 鈴木ワレティンポ藻吉。 ちなみにワレティンポはミドルネームだ。 藻吉は常に全国偏差値90越え。 今世紀最強の頭脳の持ち主である。 運動神経は実にスタンダード。 恋愛経験値は127程度 失恋経験値816程度と少々負け気味だがそれなりに高校生活を楽しんでいる。 …そんな藻吉がある日街中で怪しい外国人に話かけられた。 その外国人は一言で表すとマンモス。 更に言うと南国のケムクジャラの原住民。 そいつは片言の日本語で一語一語丁寧に言った。 「わたしは『毛ボーボー島』からきた『毛ボリジニ』という。 あなたはわれわれの王にふさわしい。いますぐ島にきてください…」 …藻吉はもちろん断ったが,力のバカ強い毛ボリジニは無理やり小型ジェット機に押しこみ,藻吉は日本からはるか700キロ離れた謎の島まで飛ばされた。 その島に着陸し,ようやく扉が開いたので外を見渡すと推定500万人ほどの大群が藻吉を待ち構えていた…
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