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明日香「…ふーん、なるほど。広樹が家に帰って来たら広樹のベッドの上に寝ていたのね」
広樹「あ、ああ…そう」
明日香「では…次はあなた。さっき聞かなったけど、あなたは一体誰かしら?」
??「私は、広樹のギターですよ!」
広樹「……」
………何?
今何とおっしゃいましたか?
広樹「え、えと…すいません、もう一度…」
??「だから、私は広樹のギターです!」
………。
広樹「何ぃ!!??」
思わずソファからずり落ちる。
俗に言うずっこけるだな。
麻耶「あ、あなたってお兄ちゃんのギターなの!?」
??「はい!そうです!」
広樹「そ、そう言われても…正直言って信じられないんですけども…」
だってギターが人にだぞ?
普通に考えてみればおかしすぎるだろ!?
??「うーっ、まだ信じて貰えないですか?ならこれです!」
すると俺のギターであろう女の子は髪に止めていた小さい髪飾りを取り、見せて来る。
広樹「こ、これは…ま、間違いない。俺がギターに付けていた木製の髪止めだ…」
昔何も付ける物も無く、中学校の頃に俺が作った物だ。
裏にはちゃんと「高瀬広樹」って名前が彫られてる。
間違いなく俺の字だ。
広樹「…て事は…本当に…?」
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