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なにはともあれ、二人は学園都市にやって来た。
今日は学園都市の学校への初めての登校日。
まず学校へ着き、先生への挨拶を終えた二人は先生に連れられ自分達のクラスへと向かう。
一方、春休みを終えたとあるクラスでは転校生が二人も来るということで慌ただしかった。
「さてさて二人か…どんな子達だろうな」
この少年は紅澄 空。
レベル2の至って普通?な少年である。
空
「出来ればセクシーな女の子が」
「「「「んなわけねーだろ」」」」
クラスの大半が的確なツッコミを入れる。
うん、団結力は申し分ないようだ。
ワーワー
騒ぎ声は廊下までまる聞こえだった。
奏
「賑やかなクラスね」
竜大
「ちょっと緊張する」
「じゃあ私が呼んだら入って来てね」
先生が教室に入って行くとあちこちから転校生コールがやまない。
「やかましい!ちょっと黙れやテメーら!」
シーン…
大人しそうで優しそうな女性だったのに…怖
見た目で判断してはいけないことを学んだ二人。
「今日は新しくこのクラスで共に学校生活をおくる二人を紹介します。入ってきて」
二人は教室に入る。
教室は静寂に包まれる。
「じゃあ二人とも自己紹介を」
竜大
「北条 竜大です。よろしくお願いします」ニコッ
奏
「天宮 奏です。よろしくお願いします」ニコッ
シーン…
竜大
(なんかまずかったかな…)
しかし、その心配はすぐに打ち消される。
耳をつんざくような叫び声によって…
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