未来へ

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「ふあ~ぁ……ん!」 大きく伸びをして、少し冴えてきた頭に、ふと、昨日のことが浮かんできた。 『だから、僕は……』 その言葉が、ひたすらに繰り返されて、それを言った本人の表情も同時に浮かび上がった。 続きが思い出せない。 いや、思い出せないんじゃない。 彼はその先を言わなかった。 言えなかった……。 .
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