5人が本棚に入れています
本棚に追加
「たしかに小柄な方だけど貴女によりよりは身長あるわよ」
「えぇ!何で思ってること分かったんですか?もしかして超能
力!?」
「いやいや、ただサンが口に出して言ってただけだから」
エリカは呆れたような顔をしながら私に言った。
「へ?嘘!」
「本当よ。まあ、可愛らしいとも言ってくれたから許してあげるわ。あ、それと私は超能力は使えないけど魔法なら使えるから一緒に魔王討伐に行ってもいいわよ」
「え!本当ですか?」
「ええ」
なんていい人何だろう!!
「ちょっと待った。あなた何で私達が魔王討伐をしようとしていることを知ってるの」
「あ、そういえば」
も、もしかしこの人魔王の手先なのかな?そうだよね、さっき魔王に討伐しようとしてることしられたもんね。きっと私達を殺すために来たんだ!どどどどうしよう。私絶対この人に勝てないよう。
「そんな泣きそうな顔しなくても大丈夫よ。私は別に魔王の手先とかじゃないから」
「なら、何で私達のことを知ってたの?」
エリカはまだヴァイオレットさんを睨んだまま警戒を解かない。エリカ頼もしいな~。
「ふふふ、簡単なことよ。魔王が世界中に知らせたんだもの」
「は?」
「だからね、魔王が自分を討伐しようとサンとエリカという二人の少女が暗黒城に向かってるから手助けしたい奴は手助けすればいいって世界中に知らせをだしたのよ。大量のダークバタフライを飛ばしてね」
「あの、ダークバタフライって何ですか?」
「あら、知らないの?」
「はい」
「そんなのでよく魔王討伐しようなんて思えたわね」
「あ、いや、私がしたいんじゃなくて私の両親が討伐しに行くようにいったんです」
「そうなの?」
「はい」
「なるほど。だからそんなに弱くて知識も無いのに魔王討伐に向かってるわけね」
あれ?ヴァイオレットさんってもしかして結構毒舌?
.
最初のコメントを投稿しよう!