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天の声(しくしく、うう、ぐすっ。皆様先ほどは失礼しました。今回の章は主人公がほとんど出てきませんので語り部は私が担当いたします。ちなみに今回は時間を少し戻して魔王様が勇者に会う前から始まります)
「暇だな」
天の声(暗黒城の頂上にある黒で統一された立派な部屋の中央の椅子に魔王様が座って退屈そうにしていると声をかけてくる者がいました)
「今日はまた一段と暇そうですね魔王様」
「ああ、ライカか」
天の声(ライカと呼ばれた人物は銀色の髪と目の美形な魔族でした。魔族は黒魔法を使える者の呼び方で、魔族の見た目は角が生えていること以外は普通の人間と変わりません。ただし力の塊である魔族は遺伝ではなく力の量で容姿の良さが変わります。つまり力が強ければ強いほど美形って言うことですね。あームカつくな。「ああ?」ひっ、ムカつかないです。生意気言って御免なさい。だから睨まないで下さいぃぃぃぃ)
※少々お待ち下さい※
天の声(えーっと、魔族の説明の続きをしますね。え?何があったのか?気にしないで下さいお願いします。それで、魔族は力の量と容姿の良さが比例することは言いましたよね。後は、力の質によって髪と目の色が変わります。生まれた時に魔力の量が少なくても魔力の質が良ければ力が強いことになります。ですから、質は魔力の量よりも重要なのです。ちなみに魔力の質によって魔族はランク分けされていて、下っ端は皆茶色の髪と目で、その上が赤、その上が橙、その上からは幹部となっていて、ライカを含めて四人います。幹部達ともなると力の質はそれぞれ違っていてライカがさっき言った通りに銀色、後は青、紫、白がいます。ちなみに質の良さは白、銀、青、紫です。魔王様は黒で、この色は魔族では魔王になる者意外現れることはありません。ああ、それとモンスターは魔族によって作られた生物で作った魔族の強さによって強さが変わります。だから魔王様や幹部の皆が作ったモンスターだと下等魔族より強いです。魔族の説明は此れぐらいだと思います。ふー、長かったよ。疲れた)
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