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「知ってることを今更聞かされるこっちの方が疲れた」
天の声(いや、だから私の言ってることに突っ込まないでくださいよ~。それに読者の皆様は知らないのですから説明しないわけにはいかないじゃないですか)
「はん、読者何か知るかよ。俺は俺が楽しければそれでいいんだよ」
天の声(それじゃ駄目なんですってば!ああ、睨まないで下さい。もう作者だからとかキャラに関わらないとか気にしません!ライカ、後頼みます!ダッ)
「ちっ、逃げたか」
「はぁ~、魔王様。さすがに読者様の事だけは尊重して下さい。それと、いくら暇だからって作者に当たらないでくださいよ。ただでさえ執筆スピードの遅い人なんですからこれ以上遅くなったら読者様に愛想つかされてしまいますよ」
「はぁ、しょうがねぇな。それじゃ暇つぶしに少し外に出てくる」
「はい。行ってらっしゃいませ」
天の声(そう言うと魔王様は一瞬で姿を消しました。そしてライカはそんな魔王様に見えていないのは分かっているのにも関わらず綺麗な一礼をして魔王様を見送ったのでした)
「ああ、帰ってきたんですか。魔王様は自分への扱いに関することなら見ていなくても気付かれるんですよ。だからきちんとしないと後で大変なんですよ。作者も気をつけてくださいね」
天の声(ご忠告ありがとうございます。気をつけます。はぁ、ライカは良い人、じゃなくて良い魔族ですね)
「まぁ、他の魔族の皆のキャラが濃いですからね。私ぐらいまともでないと話が進みませんから」
天の声(そうですね。何でこんなになったんだか、最初はもっとましだった気がするんだけどな)
「考え事してる最中にすみませんが魔王様を追わなくて良いんですか?」
天の声(は、本当だ!急がねば。それじゃ失礼します)
「はぁ~、これでようやく静になりました」
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