5人が本棚に入れています
本棚に追加
天の声(シャニーズはこの世界の大手の芸能プロダクションです。あ、ちなみにあの有名な芸能プロダクションとは無関係ですからね。もちろんカンシャニセブンも)
「へ?誰?」
天の声(あ、コラコラこれは作者から読者の皆様へ向けたコメントなんですから登場人物が反応しちゃ駄目ですよ)
「あ、ごめんなさい」
「サン?誰に向かって謝っているの?」
「へ!な、何でもないよ。っていうか、ようは自分達が遊びに行きたいから私に魔王を討伐してこいってことだよね!」
「「その通り」」
「二人で満面の笑みを浮かべながら認めるなーーー」
私の叫び声は村中に響いたそうです。
―――――――――――
―――――――
――……
「うう~、エリカ~どうしよう。私喧嘩だってしたこと無いのに魔王討伐だなんて無理だよ~」
ただ今私はお隣に住んでいる幼馴染みのエリカの家に避難中です。
「う~ん、まぁ、サンに魔王討伐は無理だよねぇ~」
「そうでしょ!」
「うん。でも・・・」
「でも、何?」
「いや~、ローズさんだけならともかくダンテさんもそろって言い出したことを止めることなんて誰にも出来ないんじゃないかなって思うんだよね」
「うっ、で、でも、今回は本当に無理だよ~」
バタン
「「サン、魔王討伐の準備できたよ」」
「うわー」
いきなり扉を開けて入ってきた満面の笑みを浮かべた両親の手にはリュック、剣、防具と冒険に行くための道具がしっかりと握られていた。
.
最初のコメントを投稿しよう!