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「それじゃあはやてさん、静流が帰って来たらあんたの部屋で話させてくれ。静流にはあんたが真実を伝えてくれ。」
「了解や。」
そんなやり取りをしたあと紀之はタバコを灰皿に入れ黄泉達の待つ食堂へ行った。
「紀之こっちよ。」
黄泉が大きめのテーブルのある場所で言われたメンバーを揃え着席していた。
「悪いな。みんな待たせて。」
とみんなに謝り持ってきたコーヒーを飲む。
「飯綱さんなんですか話って。重大なことなのでしょうか?」
とティアは質問をする。
「ああ。皆覚悟ができたら手を上げてくれ。そしたら話す。」
紀之は冷ややかな視線を送り皆を見る。
言ったそばから手を上げるものはいなかった。
10分ほどして黄泉が手を挙げる。
「黄泉本当にいいのか。後悔しないと言えるのか。」
紀之はそういうと黄泉は「大丈夫。今はこの身体の中にも神楽から受け継いだ白叡がいる。神楽と共に戦えると思えば。」と答えた。
「…皆はそろそろ覚悟を出来たか?」
紀之はその後の皆の顔を見つめる。
すると皆の表情が変わり手を挙げる。
「率直に言う。神楽は生きている。」
その場にいたメンバーは驚愕した。
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