標的は黄泉

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神楽たちが黄泉のに向かうことも知らず六課はパトロールをしていた。 「そろそろ変わりましょうか?飯綱さん。」 そう話て来たのはスバルであった。 「すまないな。一応スバルの肩に管狐をのっけてくれ。俺がすべての情報を管理する。」 とスバルの肩に管狐を置いて六課へ帰っていった。 スバルは見送りながら「ちゃんと休んでくださいよ。」と忠告した。 紀之は背を向けながらスバルに手を振りながら歩いて行った。 紀之はそのまま自室に戻って休息をとった。 そのまま仮眠をとってしまう。 その頃黄泉は自室でじっとしている事ができず六課の外へ出てスバルと鉢合わせになる。 「あれ?黄泉さん。なんで外に来たんですか?」 スバルはそう言って黄泉を六課に返そうとする。 「スバル。ちょっと打ち合いしよ。私は木刀で貴方はそのまま拳を使う。いざというときと言っても神楽対策にもなるわ。」 と黄泉は言ってスバルと打ち合おうとする。 「少し待っててください。ティアも見回りしてるのでこの管狐を預けてきます。」 「そうね。紀之の目でもある管狐は見回りに預けておかないと。」 と言ってスバルはティアナを探し管狐をあずけた。 「さて何処から来てもいいわよ。」 「それじゃあ行きますよ。ウィングロード。」 スバルはマッハキャリバーでウィングロードだけを出し黄泉に詰め寄る。 「スバル甘いよ。」 黄泉はそのまま目を閉じスバルの攻撃を紙一重で全てかわしきる。 「なんで当たらないの?」 スバルがそう思うと黄泉が言う。 「スバルの拳は真っ直ぐすぎるのよ。その代わり相手をなるべく傷付けたくない。そんな気持ちがその両手を伝ってるの。すべてを壊すような思いの強さで掛かってこないと神楽には叶わないわよ。誰かを守りぬくとかそういう意志があるだけでその拳はさらに強いものになるわ。」 黄泉はそう言って打ち合いを再開した。
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