標的は黄泉

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「なっ」 紀之はすぐさま構えるが刹那はすでに懐に入りきっていた。 「寝てもらうよ」 刹那はそう言って溝打ちをし紀之を気絶させる。 「紀之!」 黄泉は叫ぶが紀之は反応しない。 「さて神楽どうする。」 刹那そう聞くと神楽が不気味に微笑みながら言う。 「私の力を見るいい機会だと思わない?」 「ふっそうだな。見物させてもらう。」 刹那は距離を起き神楽を見る。 「本気でいこうかな。」 神楽はそう言ってリロードをする。 「スバル、黄泉さんと一緒に下がりなさい」 ティアナの声が響く。 それを聞いたスバルはすぐさまウィングロードを出し黄泉を抱えながら走りだす。 「スターライトブレイカー」 ティアナはそう言って砲撃を放つ。 けれど神楽は背を向けたまま砲撃を受ける。 「素直に当たった…なんで…」 ティアナが打ち終わるとバリアジャケットが破れただけの神楽の姿があった。 「ふぅ。威力が弱くて助かったよ。コレでもっと強かったら邪眠愚使うところだったよ。いいわ刹那、ティアナ気絶させておいて。」 神楽はそう言ってスバルと黄泉のもとへ行く。 「結局私が処理か。いいだろう。」 刹那はそう言って紀之と同じようにティアを気絶させた。 「スバル…私も戦う。」 黄泉はそう言うと 「ダメです。神楽さん達の狙いは黄泉さんです。」 スバルがそう言いながら走ると神楽が追いついてくる。 「遅いよ2人とも」 神楽はすぐさまウィングロードの上に立ち行く手を阻む。 「私が黄泉さんを守る」 スバルはそう言って神楽の前にフルドライブをする。
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