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「ここはどこなの?」
黄泉は目を疑った。
「ここは私の創り上げた世界。六課の人間が来るかもしれないから黄泉が絶対に出れない空間を作成したの。」
神楽はそう言いながら白叡の動きをバインドで止めていた。
「ほう。三途河に入れ知恵して作った空間ということか神楽。」
と刹那が聞くと神楽は「そう。」と答えた。
神楽の目はその後、殺意に変わった。
「さて白叡はもう消すよ。」
神楽はそう言って白叡の殺生石に宿っている胸部をネガで刺し奪う。
「ゲホッ…」
白叡の受けた胸部の傷が黄泉にも伝わり血を吐き出した。
「さて、そのまま黄泉には眠ってもらおうかな。」
神楽はそう言って黄泉に近寄った。
「神楽…なにするのよ…」
黄泉はふらふらと立つがやっとの状態であった。
「大丈夫痛くないから。」
神楽は黄泉を支えたまま口付けを交わす。
「何…殺生石が…輝きだした。」
黄泉はそのまま意識を失った。
「神楽何をしたんだ?」
刹那がそう聞くと
「黄泉の殺生石の封印を全て解除した。それだけで私たちの仕事は終わり。もうすぐしたら悪霊に戻った黄泉だ。」
と神楽が答え説明した。
「では戻るか。」
「そうね。」
そう言って2人は黄泉を抱えながらアジトへ戻っていった。
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