目覚め

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「…黄泉…黄泉お姉ちゃん…」 私は黄泉の体内に入ってしまった殺生石の暴走を封印してただ、名前を呼ぶことしかできなかった。 悪霊化した黄泉を助けるすべはないと思われてたが殺生石を極力封印するしかなかった…その結果無事に昔の黄泉のままの姿に戻った。 私は涙が出そうになった。黄泉と対立した日々がすごく苦しく辛い事ばかりだったからだ。 「げほっ…げほっ…」私は口から嘔血していることを気づき平然の顔をして空を見上げた。 「私も白叡に魂を喰われてるってわかってるのに…肉体が悲鳴を上げてるのかな…」
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