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「ん…んっ…神…楽…?」囁くような声が聞こえたので黄泉を見た。
私は涙をポロポロと流して黄泉を無言で抱きしめた。只々、姉として過ごした日々を思いそのぬくもりに触れていたいという神楽の願いがかなったからである。
「神楽ったら…そんなに泣かないの。私もあの時の記憶をうっすら覚えてるわ…」
黄泉は強く神楽を抱きしめ「もう絶対に離さないから…ずっといっしょだよ。」と耳元で言った。
神楽は「これからもいっしょだよ…黄泉お姉ちゃん。」
二人が抱きしめあっている中、二人には黒い影に包まれてしまった…
二人はまだ知らない未来に殺生石が飛び散ってしまった事を…
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