4人が本棚に入れています
本棚に追加
「ふぅっ、暑い。」
シンとのダンスで少し陽気になった那波はテキーラサンライズの入ったグラスを右手に持ち、ガーデンテラスになっている屋外にでて夜風に当たっていた。
甲高い、大音量の音楽も店の中よりも少し小さな音
で聞こえていた。
「大丈夫ですか。」
少し、テンションが高めになっている那波にシン
が話しかけた。
「ええ、大丈夫よ。でも、こんなにはしゃいだのは
久しぶりだわ。ちょっとお酒の酔いが早いかも。」
そう言って、那波はシンのそばに顔を近づけた。
ふわっと甘い大人の香りがしてシンは思わずどぎまぎ
してしまい、少し那波からキョリを置いた。
「シンくーんはカノジョいるよねぇー。」
その様子を見ていたづらっぽく話す那波だった。
最初のコメントを投稿しよう!