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「無理です」
もう即答しかないでしょう。出来ないことは出来ないとはっきり言えと、俺は中学時代の恩師から言われた言葉を今も胸に受け止め、それを口にしてやったぜ。
「それじゃ…お前をこの釘バットで痛めつけるしかないか…俺もこんな真似やりたくないんだがな…」
………今回は怯まないぞ。どうせ脅しに決まって…
ん?あれ…?
釘バットを両手で握って、天に高々と…
「それじゃ…サヨナラ」
「いいですとも!!ぜひ僕のレーザービームを見てください!」
マサキ君の目はマジでした。
君達はマジな相手を前にしたらどう対応しますか?それはもうこちらもマジな対応をしなきゃいけないよな。それが本気を見せる相手への礼儀だというものだ。
いいでしょう。覚悟を決めました。後悔?んなもんは行動してからいっぱいすればいい。
さて…肩をグルングルンのブンブン回して…行くぜぇ!!
「タァァァァーイ!!」
パリーン………
僕の心が砕けたのと同時に、上村のラパンの後ろの窓ガラスは綺麗に割れていきました。
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