YOU GET TO BURNING

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「チッ、キモヲタのくせに…らしくねえこと言いやがって」 「この前やったギャルゲーの…」 「やっぱ死ね!お前!」 どうせそんなことだろうと思ったわ!お前の口から出る言葉はゲームか漫画のセリフしかないだろうからな。 まあいい。元気出たから今回はそれで良しとしよう。 俺は立ち上がる。 「わりぃ!俺ちょっと寄るとこあっから!」 「こ、小杉氏!」 そうだ。俺の直感ってやつを信じろ。 マサキとは意味わかんない出会い方をしたけど、やっぱりあれっきりで終わりにすんのは俺の好奇心が許さない。 あいつと一緒にいればきっともっと面白い人生が待ってる! あいつの行動力にはそれがある!俺はもっとこれから人生を楽しくしたい!少しくらい人生の寄り道したって構わないだろ? 俺は全速力でダッシュ。 向かう先はもちろん、青空月光部の部室だ! 「マサキー!!」 俺は思い切り扉を開けた。 きっとその扉の向こうには、見たこともない楽しい未来が待っていると信じて。
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