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だけどな、俺は目の前の悪を許せるほど、黙って見てられる性分なんかじゃねえんだよ。
「おい、なんだそのふざけた格好は」
「はぁ？」
ブコォォォ！！
俺の強烈な右ストレートをイケメン面の左頬に魂込めてぶち込んでやった。イケメンはその場で倒れた。
「覚えときな。見た目だけカッコつけた奴なんざ、俺の前では無力なんだよ！心を磨いて出直してこい！！」
………なんて言えるほどの度胸もスキルも俺には無く…
「あ…あ、あのののの…こ、ここちらの部活がその…ど、どういったことを……」
もう完全に相手に圧倒されてビビりまくってる完璧なヘタレの完成である。
いや！ビビるって！
俺みたいな平凡と好奇心だけで生きてきたような奴がこんなの前にして勝てるわけねえよ！
だいたい学校で堂々とタバコ吸ってるようなヤンキーなんかと俺は別次元の人間だぜ？
痛い目合うんだったら、俺は間違いなくパシリを選ぶよ！もうパンでも牛乳でもなんでも買ってきてやるわ！
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