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「水無月様に拒否権は無いんですよ……ねぇ?」 そう言うと、水無月の両手を水無月の頭の上に片手で押さえつけて唇をがぶりと噛み付くかの様に覆った。 そして強引に口を開かせて自分の舌を水無月の舌に絡めたり、その舌を吸い上げた。 水無月「んっ、ふぅ………」 抵抗も出来ずに相手にされるがままにされる。部屋中にわざとらしくキスの音を響かせる。 長い長いキスが終わり、唇を放す。 水無月「ぷはぁっ//// ……はぁ、はぁ……ぃや、だ…」 涙目で相手にそう言うが、それが逆効果。 「水無月様、そんな顔するともっと……もっと虐めたく、乱したくなるんですよ」 耳元でそう囁く。 感じたくない、そう思うのに身体は感じてしまう。欲しがってしまう。
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