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水無月「……私、お酒飲めませんよ…控えてるので💧」
聖牙「飲めとは言ってないだろ。
付き合うだけだ」
水無月「何でまた…」
聖牙「気紛れ、だ」
コクンとグラスに入った赤ワインを飲む。
夜遅くいきなり呼び出しをくらい学長である聖牙の家に訪れた水無月。
<急用だ>と
聞かされ来てみれば<酒に付き合え>と言い出したのだ。
水無月「………はぁ。
もう、夜中に呼び出されてビックリしたんですからね。何かあったんじゃないかって…」
聖牙「例えあったとしても我だけで十分だろ?
何故、我が他の輩の手を借りねばならんのだ。それならば押しつけている」
水無月「…ですよね💧」
何時もの様に苦笑いを浮かべる。
その表情を見て、何を思ったのかもう1つのグラスを手に取りワインを注ぎ水無月の前に置いた。
え?と言いたげな顔をする水無月。
聖牙「飲ませてやる」
にこりと笑う聖牙。
何だか少し怖い感じに←
水無月「……い、いやいや!!
私さっき言いましたよね言いましたよね!💦」
聖牙「何だ水無月、貴様……我の注いだ酒が飲めない、とでも言うつもりか?
ほほう…一体何時から貴様は我よりもそんなに偉くなったんだろうなぁ」
水無月「わ、分かりましたッ!
の……飲めば良いんですよね飲めば!!!!!」
投げやりに言い放つと、前に置かれたワインの入ったグラスを掴み一気に飲み干した。
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