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ー1週間ー
彼が異動でやって来て1週間がたった。
特別話す事も無かったし、仕事中も担当が違うので関わりあう事も無かった。
はっきりした事は、バイト全員彼を嫌いな人と認識した。
私はと言うと、異性としては論外!他の意味で気になった。
この人は、プライベートでもこんな感じなのか?
友達はいるのか?
でも私には仲良くなるつもりも全く無い。
ただ、ぶっきらぼうに扱われた事が気に入らなかった。
俗に言う【絞めてやりたい】感情が膨らんでいたのだ。
ある日私は3つ歳上のバイトの先輩😃に
「私!あの左藤さんの態度が気に食わない。何でバイトに異動早々威張るのか?問いただしたい」と話を持ち掛けた。
したら😃先輩が
「あいつ歳は俺の一つ下みたいなんだ。なのに、社員だから偉そうにしてるのか、命令口調💢俺も一肌脱ぐよ」と話に乗って来た🎵
早速、バイトが終わったら彼を呼び出す計画を実行する事にした。
彼の本日の上がりのシフト時間⏰が私達と同じだったからだ。
一足先に掃除を終え休憩室で😃先輩と私の二人だけが残って、彼が来るのを待った。 彼は、思った以上に早く休憩室にやって来た。
彼は、私達を見るなり無言で離れた席にドカッ💥と音を立てて座り込み、👖ズボンのポケットから煙草🚬を取りだし、吸い始めた。
チラッと私は😃先輩と目で合図を取りすかさず
「左藤さんお疲れ様でした!ちょっと話があるんですけど」と、棒読みで言いはなった。
😃「俺も話があるんすけど~この後時間貰えません?」と先輩も早口で彼に話かけた。
左藤「フッ!俺も話がしてみたかったから構わねーよ」
と、大きく煙草🚬の煙を吐きながら、見抜いていたかのように鼻で笑い、私達の話にOKを出した。
意外な展開に豆鉄砲喰らったのは私達であった。
左藤「お前等!運転下手そうだから俺の🚗に乗れ!サッサとしろ」と、呼び出された事も忘れてるのか? またもや、ぶっきらぼうに私達に命令口調。
…覚えてろょ💢と私は自分に言い聞かせて、言われるまま😃先輩と彼の後部座席に🚗乗り込んだ。
😃「あの~俺達とどこに行く気?」先輩が不機嫌そうに彼に問いかけた。
左藤「はあ?戦の前は飯だろ」とバックミラーから視線を送り、静かに言った。
有希「なら、サッサと連れて行って」と彼の見透かしたような視線に嫌悪感を抱いた私は、罵倒した。
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