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左藤「アハハ成る程!クソ餓鬼が」と普段とは違う小さい声で呟いた。その声は車🚗のエンジンオンに消されてしまいそうな、本当に小さな声だった。
終始無言のままー。 中華料理店に辿り着いた。
店に入ると、お客さんは私達以外に二人しか居なかった。それもそのはず…オーダーストップまで後30分も無い。
とりあえず、四人掛けの1番奥の席に案内され、私と😃先輩が隣席!彼が私の目の前に座った。
左藤「お前等サッサと決めろよ」と席に座るなり私達を急かした。
結局、本日お薦めの唐揚げ&拉麺🍜に三人共決めた。
更に沈黙が続き、先に左藤「んで、お前等が俺に言いたいのは!俺に不満があるって事か?」と沈黙を破った。
😃「頭は切れるんですね!なら話が早い」と先輩も話出した。
左藤「ふぅ~」と大きなため息をつき、窓の外に目をやったのだ。
有希「左藤さんの態度と物の言い方が初対面の時から気に入らなかった!!」と私も咳を切ったかのように喋り始めた。
聞いてるのか?
聞いて無いのか?
彼は黙ったまま、まだ窓の外に目をやったまま。
😃「おいっ!聞いてるのか💢?」流石に先輩も痺れを切らし彼に強い口調で言葉を投げ掛けた。
ゆっくりと彼は、口を開いた。
左藤「…お前等が、イヤ!バイトの皆が俺に不満を抱くのは当たり前だ…。」
有希「…開き直り?」
左藤「確かに開き直りかも知れないな…。」
😃「喧嘩売ってん💢?」
左藤「…」
有希「開き直りなら謝るとでも?」
左藤「…。」
😃「何とか言えよ💢」
左藤「…。俺は、孤立していたい。」
有希「意味が分からない。」
左藤「…俺は、地元の店舗にバイトで入り!正社員にならないか?と二年前に当時の店長から言われて転勤はしたくないからと断ったんだ」
😃「それが?」
左藤「異動せず地元の店舗で働く事は可能だ!と言われ正社員になる為の試験を受けた。試験の結果が出ると同時に、店長が異動になり、新しく来た店長に俺にも辞令が流れた話を聞かされた」
有希:😃「だから!それが何に関係するの?」
左藤「俺は、結局試験に採用になって直ぐに県外に異動になった!!全く知らない土地に!!明日から行け!!ってな」
有希:😃「…」
左藤「地図〓と会社で用意されたアパートの契約書だけ渡され1日である程度の生活家具など買い揃え…心の準備も出来ぬまま…」更に彼は語り続けた。
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