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左藤「フッ!騙された…悔しさと期待を裏切られた結末がこの様!!地元の仲間とも別れ話も出来ぬまま見知らぬ県外に。バイト経験はあっても、新入社員だから初日から先輩に怒鳴られ!毎日残業!残業!それでも妥協せず、頑張ったが1ヶ月後にはなぁ~そこの店舗は潰れたアハハハハハ」
彼は、私達の反応は見ようともせず、話を続けた。
左藤「笑えるだろ?覚悟決めて異動の話飲んで見知らぬ県外まで行けば、たったの1ヶ月で倒産。更に本社から直々に辞令が流れて、倒産翌日にはまた見知らぬ県外へ!」
左藤「倒産のあった店の従業員は皆知っていたが俺は誰からも聞かされて無い!!俺が異動になったのも中途社員だったから!どこでも良いから飛ばしただけだと次に異動になった店の店長から教えられた」
😃「…。それで?」
左藤「次の異動になった店は!新入社員の俺が仕事を学ぶには良い環境だった。周りも歳が近い奴多かったし!馴れ馴れしくあれこれ詮索して聞いてくるオバチャン達も居なかったしな!けど社員の少ない店だったから休日返上でまともに休めず、披露で倒れて1ヶ月入院。退院決まった途端にまた辞令が流れた訳で!今に至る」
彼が、ほぼ語り切ったとこにウエイトレスが、料理を運んで来た。
とりあえず、
「いただきます」と三人が揃って箸をつけた。
2・3口食べると、
左藤「…悪かったな。俺は、また前の店に居た時みたいに慣れて皆と仲良くなって楽しくなって来た頃に…また異動になったら…と考えたら、逆に嫌われて孤立した方が楽だし向いた方向いて仕事する事が楽なんだと!…そう思ったから…」言葉を詰まらせながら、彼は自分の事を話した。
😃「…トラウマ?俺は絶対社員にはならね~!つか嫌われんのは良いけど、前みたくすぐ異動にならんかったらどないしてたん?」
有希「言える×2!つかカミングアウトしたって事はさ~嫌われ伽羅演じる事が苦痛になったんちゃう?」
左藤「それもそうだな」って細い目を更に細目て初めて笑顔を見せた。
不覚にも一瞬ドキッとしてしまった。
今までのギャップにちょっとだけ。
その後は、今ここに居る目的を1人1人が忘れて、お互いの趣味や、バイトを選んだエピソードなど語り明かした。
話がそれなりに弾んで来た頃に、
左藤「そう言えば、根本君と小川さんは付き合ってるん?」と素朴な疑問風に聞いて来たのだ。
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