動 揺

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……。 だけど、いつも怒られてばっかりじゃ割に合わない。 てか、お姉ちゃん細かすぎ! ……。 にしし。 ちょっと反撃してやるか。 詩穂ちゃんを甘く見ると痛い目に遭うんだから! あたしはニヤリと笑い、二人の顔を交互に見た。 「なによ?」 「どうかしたのか?」 私は思いっきり見下したように鼻で笑う。 「てかさー、お姉ちゃん達付き合ってんでしょ? いい加減、名前で呼び合えば? よそよそすぎるって!」 「ん? それもそうか……。なら霧島さんじゃなく、これからは弥栄と呼ぼうかな」 五木さんは納得したように頷く。 一方のお姉ちゃんはと言うと…… 顔を真っ赤にして俯いている。 アハハ! 作戦成功! あたしの中のテンションはマックス。 やばっ。 吹きそう。
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