何も変わらない筈だった日常。

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「……キャッ!エステル様っ、服を着て下さい…!」 リリアがまだベットに体を起こした状態のエステルを見て、顔を手で覆い叫んだ。 「何だ……別に構わないだろう?ここは私の部屋なのだし…。」 全く悪びれる様子もないエステル、彼女にとって裸体で寝るということは普通の事らしい。 でも、仕方がない…リリアはウブなのか女の裸でさえも顔を真っ赤にしてしまう。 エステルは立ち上がると、クローゼットを開いて愛用のドレスを身につけた。 ドレスは胸元を強調するような形、スリットから覗く程よい肉付きの脚……。 目のやり場に困り、リリアは目線を宙に泳がせている。
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