何も変わらない筈だった日常。

5/17
前へ
/51ページ
次へ
「おはようございます、父上。」 「おはよう、エステル。」 ここまでなら、普通の一般家庭の父と娘の挨拶だが…… 「「「おはようございます!エステル様っ!」」」 周りに控える城の使用人達が、一斉に頭を下げた。 数はザッと100人は居そうだ。 「おはよう、お腹が空いた。早く朝食を……」 いつも座っている席に座り、隣に控えたリリアに向けて言う。 リリアは「かしこまりました」と頭を下げると、早速出来上がった朝食を運んできた。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加