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「エステル様っ、お待たせしました………って!」
またこの人は~っ!!
みるみる内にリリアの顔が真っ赤になっていく、エステルは紅茶を片手に新聞ならぬエr(ry)本を見ているのだ。
「ああ、リリア。
作り直してもらえたか、すまんな。」
紅茶を受け皿に置き、読んでいた朝から自重しろ!な本をテーブルの隅に置いて作り直しされたスクランブルエッグを待つ。
「はい、スクランブルエッグお持ちしましたっ。」
リリアはサッと皿を置いて離れる。
その様子をみて、国王は楽しそうに笑みを浮かべていた。
“……というか貴男の娘なのだから笑ってないで注意して下さい!”と、心の中でツッコミを入れるリリア。
その言葉を口にできたらどれだけ楽だろう……と溜息をついた。
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