12人が本棚に入れています
本棚に追加
/67ページ
そんな祖父母の元で暮らすうちに、俺は段々と周囲に心を開くようになった。
以前は皆無だった友達も段々と増えていった。
気付けば、俺はグループの中心的な存在になっていた。
ただ特別に何かしたわけではない。元々俺にそういった素質があったんだろう。
そして、それは高二の時点でも同じだった。
うまくいかない事もたまにはあったが、俺は別に大した不満はなかった。
俺には仲間がいたから。
過去のしがらみを抜け出し、俺は満ち足りた生活を送っていた。
最初のコメントを投稿しよう!