通達

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「タエおはよう」 掛けられた声に早番のタエは振り返ると同じ茶屋で働くユキが男性と歩いてきた。ユキは器量が良く数々の客と浮名を流していた。 「ユキそちらは?」  タエが聞くとユキは面倒な顔をして男性を追い払ってから楽しそうに言った。 「また神から朝7時ピッタリに通達がきちゃった」 「ユキ大丈夫なの?」  タエの心配にユキは迷惑そうな顔で茶屋に入ってしまった。
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