第2章

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「お邪魔しま…」 予想通りの反応。 私の後ろにいる梧羽くんを見て口をぽかーん。 「え、どなた?」 「あ、えっと…」 私は返事に困る。 まさか酔って連れて来た見ず知らずの… なんて言えないし…。 「由亜の彼氏です」 予想もしなかった梧羽くんの言葉。 「え、ちょ、梧羽く「あ、ホントに?」 南奈はすんなり納得する。 「あれ、でも冬摩は?別れたの?」 あれは別れたのだろうか…。 「あー…、まあ。」 もし別れたとしても、冬摩に余り未練はない。 元々余り好きではなかったのかもしれない。 「1年も続いてたのに遂に破局かあ」 「でも由亜には俺がいるし」 梧羽くんはにーっこり笑って私の肩を抱く。 何よこの手。 「そうそう。その話聞きた~い。2人の馴れ初めは?」 馴れ初め? そんなのないわよ。 「俺達お互い一目惚れなんだよな?」 梧羽くんが私に目線を送る。
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