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「お邪魔しま…」
予想通りの反応。
私の後ろにいる梧羽くんを見て口をぽかーん。
「え、どなた?」
「あ、えっと…」
私は返事に困る。
まさか酔って連れて来た見ず知らずの…
なんて言えないし…。
「由亜の彼氏です」
予想もしなかった梧羽くんの言葉。
「え、ちょ、梧羽く「あ、ホントに?」
南奈はすんなり納得する。
「あれ、でも冬摩は?別れたの?」
あれは別れたのだろうか…。
「あー…、まあ。」
もし別れたとしても、冬摩に余り未練はない。
元々余り好きではなかったのかもしれない。
「1年も続いてたのに遂に破局かあ」
「でも由亜には俺がいるし」
梧羽くんはにーっこり笑って私の肩を抱く。
何よこの手。
「そうそう。その話聞きた~い。2人の馴れ初めは?」
馴れ初め?
そんなのないわよ。
「俺達お互い一目惚れなんだよな?」
梧羽くんが私に目線を送る。
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