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「そ、そう!」
私は他に上手い嘘も見つけられず仕方なく梧羽くんの嘘に乗る。
「へ~。いいなあ…。」
「じゃあプリン3つ買ってくれば良かったね」
机には南奈が買って来たであろうプリンが2つ。
「あ、私は別に…「じゃあ半分ずつにしよっか」
梧羽くんはにっこり笑う。
「はい」
梧羽くんは口を開けてプリンを待っている。
「…」
私は無言で梧羽くんの口にプリンをほうり込む。
「んまーい!」
まあ可愛らしい笑顔だこと。
もう半分やけになって梧羽くんの嘘に乗っかる私。
「あっと…、私お邪魔?何か買って来ようか?」
「邪魔じゃないけど…もうすぐ食材なくなっちゃうから適当にお願い」
もう3日外に出てないからね。
南奈が来てくれて助かった…。
南奈が買い物に出掛けると梧羽くんは私から少し離れる。
その距離に少し寂しさを覚えた。
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