第1章

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「おい。」 「…おい。」 夜、私がテレビ見てると梧羽くんが話し掛けて来る。 「あ、何?」 「俺風呂入りたいんだけど」 「どーぞ?」 「…由亜も来なきゃ入れないだろ」 あ。そうだった。 って…、一緒に入るの? 「当たり前だろ?」 梧羽くんは私の心を読んだように答える。 「…絶対見ないでよ」 ただ今お風呂。 「はいはい。」 片手に慣れてない私は体や髪を洗うのに時間が掛かってしまった。 「…おせぇ。俺のぼせそ」 「ごめんごめん。」 そう言い私は梧羽くんとバトンタッチをして湯舟につかる。
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