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そこには、誰がどう見ても小学生位にしか見えない金髪の幼Z・・・もとい、少女が居た。
少女「何でさっきから私の話を無視するんですか!?私の話を聞いてよぉぉ!!」
少女は座り込み、泣き続ける。
裕「えっ!?話を無視?・・・はっ!まさか!?」
裕は最初、少女が言っている言葉の意味が分からず、首を傾げていたが、何かに気付いたのか、急に裕の顔色が変わる。
裕「ご、ごめんな。俺、一回何かに集中すると、周りの声が聞こえなくなるんだよ。別に悪気があって君の話を無視してたんじゃないんだよ。だから、泣き止んでくれよ。な?」
裕は必死になって少女が泣き止む様に宥める。
少女「イヤだ、イヤだ!!泣き止まない!!」
いくら裕が宥めても、少女は全く泣き止まない。
裕「そんな、泣き止んでくれよ。・・・何かなかったかな?」
泣き止まない少女を見てぐったりする裕だが、裕はすぐに制服のポケットに手を入れ、何かないか探し出す。
少女「ふぇ~ん!!」
その間にも、少女は泣き続ける。それを見た裕は焦りながらもポケットの中を探る。すると、
裕「ん?・・・これは、飴玉?」
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