転生、しますか?

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裕がポケットから手を出し、手の中に入っている物を見た。そこには、大きめな飴玉が一つあった。 裕「(これなら、いけるか?)・・・お嬢ちゃん?」 飴玉を見た裕は一度しゃがみ、少女と同じ目線になる。 少女「・・・ふぇ、何?」 少女は泣くのを止め、涙目で裕の顔を見る。 裕「さっきは話を無視しちゃってゴメンね。お詫びにって訳じゃないけど、飴玉食べる?」 裕は左手で少女の頭を優しく撫でながら、右手に乗せた飴玉を少女に見せる。 少女「ふぇ?飴・・・玉?」 少女は飴玉を見ると、完全に泣き止み飴玉を見つめている。 少女「・・・食べて良いの?」 少女は裕に尋ねながらも飴玉に手を伸ばしている。 裕「あぁ、いいよ。」 裕は少女の質問に笑って答える。 少女「・・・じゃあ、いただきます。」 少女は飴玉を手に取り、包みを開いて、飴玉を口に含んだ。口に入れて少し経つと、 少女「この飴、美味しい!!」 先程までの泣き顔が嘘だったかの様に、笑顔になっていた。 裕「そっかそっか、良かった良かった。」 その様子を見た裕は、上手くいって、ホッとしていた。
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