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裕「その飴玉を食べ終えてからでいいから、君の話を聞かせてくれないかな?」
裕は少女の頭を撫でながら話し掛ける。
少女「・・・」(コクッ)
すると、少女は首を縦に動かした。
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少女が頷いてから数分の時間が経過した。少女は飴玉を食べ終え、裕の正面に立っている。
少女「あの、さっきはスイマセンでした。」
少女がいきなり裕に謝り出した。
裕「い、いや、俺は気にしてないから。俺の方こそゴメンな。君の話を無視しちゃって。」
裕も少女に謝り、更には謝罪の意味を込めて、再び少女の頭を撫でた。
少女「はうぅ////」
少女は頭を撫でられると顔を真っ赤にさせ、俯いた。
裕「君に聞きたい事があるんだけど?ここは、どこなんだ?それに君は誰なんだ?」
裕は少女の頭を撫でながら辺りを見渡す。辺りは白一色の世界で、どこを見ても誰も居らず、この白一色の世界には、裕と少女の二人しか居ない。
少女「・・・えっと、ここはあなた方人間の方の言葉で言えば『死後の世界』、天国と地獄の境目でもあります。」
少女は若干オロオロしながら裕に説明する。
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