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恋「・・・(コクッ)・・・不思議」
両親がどんな仕事をしているのか、それは息子、娘である裕達にでさえ分からないのだ。二人の両親は日ごとに様々な仕事を言っているので、両親の事は全く分からないでいるのだ。
裕「・・・まぁ、父さん達の事はいっか。姉さん、今日の朝食は何?」
恋「・・・今日は、和食を作った。」
恋の言葉を聞き、裕はテーブルにある朝食を見た。そこには、白いご飯、味噌汁、納豆、鯖の塩焼き、漬け物と言った朝食が二人分あった。のだが、その朝食は少し冷めているからなのか、湯気があまり出ていなかった。
裕「・・・もしかして、待っててくれた?」
朝食を見た裕は、すぐに恋に聞いた。
恋「・・・(コクッ)・・・一人で食べるより、二人で食べた方が美味しい。」
恋が笑顔で頷く。
裕「そっか。姉さん、待っててくれてありがとう。」
裕は満面の笑みで恋の顔を見る。
恋「!?////」
恋は裕の笑顔を見ると、顔を真っ赤にさせ、俯く。
裕「ん?どうしたの、姉さん?」
裕は恋の変化に気付いておらず、急に俯いた恋の事を、心配し出した。
恋「////・・・何でもない。早く席に座る。」
まだ顔を紅くしている恋は顔を上げ、席に座る様に促す。
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