752人が本棚に入れています
本棚に追加
裕はその親子の様子を見て、懐かしむ様な目をしていた。その間に、赤信号は青信号に変わっていた。そして、その親子は信号を渡るのだが、その時!
ブウゥゥ!!
クラクションの音がした。
裕「っ!?」
裕はクラクションの鳴った方向を見る。そこには、大きな黄色いトラックが親子に向かって走っていた。
そして、その親子は突然の事で固まり、動けないでいた。
裕「クソッ!!」
走り続けるトラック、動けない親子に気付いた裕は、カバンを放り投げ、親子が居る場所に向かい、
ドンッ!!
動けないでいた親子を押し飛ばし、親子をトラックの衝突から護った。しかし、
ブウゥゥ!!
トラックは裕に迫る。そして、
裕(・・・そういや、占いで言ってたな。『黄色い物』に注意って。)
裕はトラックに接触する寸前にそんな事を考えていた。そして、
ドォォォン!!!!
裕はトラックに跳ねられた。
裕「があっ!?」
跳ねられた裕は地面に強く叩きつけられた。そして、裕を跳ねたトラックは裕の事などに目もくれず、逃げた。・・・ひき逃げである。
最初のコメントを投稿しよう!