さよならのことば

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差し伸べた手に まだ熱が残ってて 今思えば 恋だった 知らない内に 何かがどんどん変わっていって 今は月の向こう側 目を凝らしても 見えるのは輝きだけで その優しさの意味も 光に隠れたまんま 僕を遠ざけるように 回っていく光の軌跡 最初から 僕は一歩後ろの場所にいて 斜め後ろの横顔は 僕の目線に合わさらない オメデトウの言葉は サヨウナラの意味を乗せて 皮肉で隠して 笑ってみせた 真っ白い 雲みたいな君が 不機嫌そうに笑ってる 僕は 君の声が 笑顔が 辛いから 頬を引っ張り 無理やり笑う 「テンション低いね?」と 言われた事が 辛くさせる 君の悪い所 どうして僕の事に気が付くの? 目線が合わさって 溶けていく 夢は所詮泡に戻るから 窓越しに雲を数えると 廊下から聞こえる 幸せの音 弾む声は 記憶の中で一致する だいすきな人とは 会えましたか? さようならのことばは 誰にも言えない想いを乗せて 涙を隠そうと 軽口で消した いつから僕は こんなにも想っていたんだろう? 嘘を言う僕は 歪んでく ただ人知れず ぐらぐらと .
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